三大香木 ~沈丁花編~

日常の出来事

こんにちは

ガーデンプロ関西の谷です。
今回は三大香木の沈丁花について書きたいと思います。

■三大香木とはなにか
花それぞれ特有の香りがございますよね。
甘い香りがする物・独特の香りがする物・いい香りとは言えない様な物まで。
その花の中でも強くいい香りのものが3つございます。
それら3つを総称して【三大香木】といいます。

①沈丁花(ジンチョウゲ)

ご紹介いたしますのは三大香木の春代表 沈丁花です。
沈丁花の原産は中国です。※諸説有り
沈丁花は主に3つに別れています。
花が白い品種のシロバナジンチョウゲ・花の外側が淡紅色の品種ウスイロジンチョウゲ・
葉の外側に斑が入っている品種フクリンジンチョウゲ
この3つに別れます。
日本に流通している沈丁花は雄株で実を見ることはあまりありませんが
希に見かけることがあります。
赤いかわいらしい実で、食べたくなりますが絶対にやめましょう。
実は、沈丁花は樹全体が猛毒です。
特に樹皮・樹液・根・果実の毒が強いとされ、体内に取り入れてしまうと
下痢や嘔吐、心臓障害が引き起こされます。
また樹液が皮膚についてしまうと皮膚炎や水疱が出来てしまいます。
その一方、花を煎じた汁は歯痛や口内炎、喉の痛みを解消する民間薬として用いられます。
※お子様やペットの手の届かない場所で生育させましょう。

沈丁花の樹高は、1m~1.5m程です。
成長が遅く移植を嫌います。
地植えの際は西日を避け、半日陰か日向に植えるようにしましょう。
日の光が当たらなければ花が咲きませんので植える位置に気をつけましょう。
植える際の土は水はけがよければ特に選びません。
寒さ耐性はそれほど強くありませんが
東北地方の南部までは生育可能です。
害虫においては、アブラムシが新芽の部分に付きやすいので
気をつけて観察しましょう。
付いていた場合は、早めに駆除剤などで対策しましょう。

沈丁花ですが、花・木の中で一番遠くまで香りが届くことで有名です。
古来中国では千里まで香りが届くとされていて【千里香】と呼ばれています。

気になる花言葉ですが
(栄光)(勝利)です。
すごく素敵な花言葉ですね(≧∇≦)

育成に関して危険な部分がございますが、上手に付き合っていけば
皆様のライフスタイルがよりよいものになると私は考えます。
お花の最上級のいい香りを一度嗅いでみませんか?(๑✧∀✧๑)

今回のブログは以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。